GUSTO(グスト)のロードバイクに興味をお持ちですか?「グストのロードバイクは評判が良いのか知りたい」「どんなラインナップがあるの?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。この記事では、ポガチャルも過去に使用したとされる台湾メーカーの国やチーム背景から、ブログや知恵袋での評判とインプレ、そして「ダサい?」といった気になるデザインについても、赤やラベンダーなどの人気色一覧を交えて解説します。ジオスとの比較を通じて初心者向けコスパモデルを紹介し、コブラ、デューロ、レンジャーの違いと種類、さらに2023年から2025年モデル、型落ちの最新情報まで網羅的にご紹介。購入を検討している方のために、グストのロードバイク購入ガイドとスペック情報も詳しく説明します。コブラevoの重量やエアロ・ヒルクライム性能、カーボンフレームと105・di2完成車の詳細、カタログで見る身長別サイズ表やジオメトリーについても触れていきます。大阪、京都、福岡などの取扱店舗や試乗会情報、通販での買い方、セール、在庫、納期に関する情報、そしてメルカリやヤフオクで中古やアウトレット品を探す際のポイントまで、購入に必要な情報をまとめました。最後に、ハンドルやホイールのカスタムについても触れながら、グストのロードバイクの魅力を余すことなくお伝えします。
- GUSTOロードバイクのモデルごとの特徴と違い
- ブログやSNSでのリアルな評判やインプレッション
- 最新モデルから中古市場までの価格帯と購入方法
- 自分に合ったサイズの選び方とカスタムの可能性
グスト ロード バイクの評判とラインナップ
この章で解説するポイント
- ポガチャルも使用?台湾メーカーの国とチーム
- ブログや知恵袋での評判とインプレ
- ダサい?赤やラベンダーなど人気色一覧
- ジオスと比較!初心者向けコスパモデル
- コブラ、デューロ、レンジャーの違いと種類
- 2023~2025年モデルと型落ちの最新情報
ポガチャルも使用?台湾メーカーの国とチーム

グスト:公式
GUSTOは、2011年に台湾で誕生した比較的新しいロードバイクブランドです。ブランドの哲学は「DARE to BE DIFFERENT(あえて違うことをする)」という言葉に集約されており、既成概念にとらわれない独自の製品開発で、高品質なカーボン製スポーツバイクを専門に製造しています。
生産拠点である台湾は、世界最大の自転車メーカーであるGIANT(ジャイアント)やMERIDA(メリダ)を輩出した国であり、その技術力は世界トップクラスです。多くの有名ブランドが台湾の工場に生産を委託していることからも、「台湾製」は高い品質の証と言えるでしょう。GUSTOもその例に漏れず、自社工場で徹底した品質管理のもと、開発から製造までを一貫して行っています。
GUSTOの信頼性を語る上で欠かせないのが、プロチームへの積極的な機材サポートを通じた製品開発です。2019年からはスロベニア籍のUCIコンチネンタルチーム「Ljubljana Gusto Santic」のメインスポンサーを務め、選手たちは市販モデルと全く同じ仕様のフレームで世界各地のレースを転戦しています。これは、GUSTOのバイクがプロの厳しい要求に応え、過酷なレース環境でも性能を発揮できることの何よりの証明です。
ちなみに、今や世界最高峰のロードレース選手であるタデイ・ポガチャル選手(ツール・ド・フランス総合優勝2回)や、ジャイ・ヒンドレー選手(ジロ・デ・イタリア総合優勝)も、プロキャリアの初期段階でGUSTOがサポートするチームに所属していました。彼らが世界のトップへ羽ばたく過程でGUSTOのバイクを使用していたという事実は、ブランドのポテンシャルの高さを物語るエピソードと言えます。
ブログや知恵袋での評判とインプレ
GUSTOのロードバイクは、実際のユーザーからどのような評価を受けているのでしょうか。個人のブログやレビューサイト、Yahoo!知恵袋などの口コミを分析すると、ほぼ全てのユーザーが口を揃えて評価するのが、その圧倒的なコストパフォーマンスの高さです。
高品質なカーボン素材や、シマノ製の信頼性が高いコンポーネント、モデルによってはカーボンディープリムホイールまで標準装備しながら、同等スペックの欧米ブランドのモデルと比較して数十万円単位で安価な価格設定は、GUSTOの最大の武器と言えます。これは、開発から製造、そして販売代理店への出荷までを自社で一貫して管理し、中間マージンを徹底的に排除するビジネスモデルによって実現されています。
良い評判・インプレッションの要点
- 圧倒的なコストパフォーマンス:高品質なカーボンフレーム、シマノ製コンポ、カーボンホイールなどを搭載しつつ、価格が他ブランドより大幅に安い。
- 高い剛性と優れた反応性:フレーム剛性が高く、ペダルを踏んだ力が逃げずに推進力に変わる感覚が強い。特に加速性能や登坂性能に優れるというインプレが多いです。
- 豪華な標準パーツ:「COBRA EVO SPORT TE」以上のモデルでは、ATTAQUE製の一体型カーボンハンドルや50mmハイトのカーボンホイールが標準装備されており、購入後にカスタムする必要性を感じさせません。
気になる評判・インプレッションの要点
- 知名度の問題:性能は高いものの、ヨーロッパの歴史あるブランドと比較すると所有欲を満たしにくいと感じるユーザーも一部にいます。
- デザインの好みが分かれる:特に旧モデルに見られた左右非対称のカラーリングは個性が強く、好みがはっきりと分かれる傾向がありました。(近年のモデルはより洗練されています)
- 硬めの乗り心地:レース志向の剛性の高いフレームであるため、ロングライドでの快適性を重視するライダーからは「乗り心地が硬い」という意見も見られます。
全体として、性能や品質に対する満足度は極めて高く、「限られた予算の中で、可能な限り高性能なバイクを手に入れたい」と考える合理的なサイクリストから、絶大な支持を集めているブランドであると評価できます。
ダサい?赤やラベンダーなど人気色一覧

グスト:公式
「GUSTOのデザインはダサい?」という意見は、主にその独創的で大胆なカラーリングから来るもので、個人の美的感覚に大きく左右されます。GUSTOは、特に過去のモデルで左右のカラーが異なるアシンメトリーデザインを多用しており、これが他のブランドにはない強烈な個性を放っていました。
しかし、近年のモデル、特に「COBRA EVO」シリーズではデザインがより洗練され、多くのライダーに受け入れられやすいスタイリッシュなカラーリングが増えています。特に人気が高いのは、深みと高級感を両立させたカラーです。
2025年モデル「COBRA EVO」の人気カラー
- Galaxy Grey (ギャラクシーグレー):落ち着いた中にも輝きを持つモダンなカラー。
- Team Gold (チームゴールド):プロチームを彷彿とさせるレーシーなゴールド。
- Lava Red (ラヴァレッド):情熱的で鮮やかな赤色。
- Lavender (ラベンダー):優雅でおしゃれな印象を与える淡い紫色。
- Galaxy White (ギャラクシーホワイト):清潔感と軽快さを感じさせる王道の白。
- Galaxy Black (ギャラクシーブラック):従来のマットブラックにラメを加え、星雲のような深みを持たせた人気カラー。
さらに、GUSTOの塗装にはANP(Aurora Nano Paint)という特許技術が用いられています。これは、塗料に特殊な硬化剤を加えることで、塗装表面の傷や汚れに対する耐性を大幅に向上させる技術です。公式サイトの情報によれば、この技術により輝きが40%増加し、その光沢を長期間維持できるとされています。デザイン性だけでなく、美しさを保つための機能性も考慮されている点は大きな魅力です。
ジオスと比較!初心者向けコスパモデル
ロードバイクを始めたいと考える初心者にとって、どのブランドを選ぶかは大きな悩みどころです。コストパフォーマンスを重視する点で、GUSTOとしばしば比較されるのが、イタリアの老舗ブランド「GIOS(ジオス)」です。
ジオスは、鮮やかな「ジオスブルー」をブランドカラーとし、特にクロモリ(鉄)フレームのしなやかな乗り心地とクラシカルなデザインで長年愛されています。両者の違いを比較してみましょう。
項目 | GUSTO (グスト) | GIOS (ジオス) |
---|---|---|
ブランドイメージ | 先進技術・高コストパフォーマンス | 伝統・クラシカル・イタリアンデザイン |
主なフレーム素材 | カーボン | クロモリ、アルミ、カーボン |
設計思想 | レース志向で高い剛性と反応性を追求 | 快適性と安定性を重視した乗り心地 |
強み | 同価格帯では群を抜くパーツスペックの高さ | ブランドの歴史と普遍的なデザインの美しさ |
これからロードバイクを始める初心者の方で、「最初の1台から本格的なフルカーボンバイクに乗りたい」「ゆくゆくはレースやヒルクライムイベントにも挑戦したい」という明確な目標があるなら、GUSTOは間違いなく最適な選択肢の一つです。特に「COBRA EVO ELITE」モデルは、信頼性の高いシマノ105(機械式12速)コンポーネントを搭載したフルカーボンバイクでありながら、286,000円(税込)という驚異的な価格を実現しています。この価格帯で同等スペックのバイクを見つけるのは、他のブランドではほぼ不可能です。
一方で、「レースよりも景色を楽しむツーリングやロングライドがしたい」「細身でクラシックな自転車のデザインが好き」という方には、ジオスのクロモリバイクやアルミバイクがフィットするでしょう。ご自身のライドスタイルやデザインの好みを明確にすることが、最適な一台を選ぶための近道です。
コブラ、デューロ、レンジャーの違いと種類
GUSTOのロードバイクのラインナップは、主にフレームの設計思想によって分類されます。過去から現在にかけての主要モデルとして「COBRA(コブラ)」「DURO(デューロ)」「RANGER(レンジャー)」の3つのシリーズが存在し、それぞれの特性を理解することがモデル選びの鍵となります。
モデル名 | コンセプト | フレームの主な特徴 | 得意なシチュエーション | 現在の位置づけ |
---|---|---|---|---|
COBRA (コブラ) | オールラウンド | 高剛性なDシェイプダウンチューブ。優れたペダリング効率。 | ヒルクライム、ロードレース、スプリント | 現行の主力モデル (COBRA EVO) |
DURO (デューロ) | エンデュランス / エアロ | 弓なりに湾曲したトップチューブ (ARCUS DAMPING DESIGN)。 | ロングライド、荒れた路面、高速巡航 | 旧モデル(在庫限り) |
RANGER (レンジャー) | レーシング | 左右非対称デザイン。空力性能と剛性のバランスを追求。 | ロードレース、クリテリウム | 旧モデル(生産終了) |
前述の通り、2025年現在のラインナップは「COBRA EVO」が主力であり、全ての性能を高次元でバランスさせたオールラウンダーとして開発されています。快適性重視の「DURO EVO」は、その特徴的な乗り心地から根強い人気がありますが、GUSTO JAPANの方針としてはいずれカタログから外れる予定とされています。そのため、これからGUSTOの新車を検討する場合、基本的には「COBRA EVO」シリーズの中から、搭載されるコンポーネントやホイールのグレードで選んでいくことになります。
2023~2025年モデルと型落ちの最新情報
GUSTOは毎年のように製品ラインナップを更新し、最新技術を投入しています。近年のモデルの変遷と今後の展望を把握しておきましょう。
2025年モデルの最大の目玉は、間違いなく新型フレーム「COBRA EVO」の全面展開です。このフレームは、GUSTOの特許技術であるI.L.C.(Innegra Latex Composite)を採用しています。これは、カーボンの積層内部にラテックス素材と、アメリカINNEGRA社が開発した高強度・高靭性のポリプロピレン繊維を配置する技術で、衝撃吸収性を高め、万が一の際のフレームの破断リスクを低減する効果があります。これに、航空宇宙分野でも使用される東レの高性能カーボン「TORAYCA T1000」を組み合わせることで、高次元の走行性能を実現しています。また、ブレーキホースやシフトケーブルを完全にフレーム内へ収納するフル内装システムも採用し、空力性能と見た目の美しさを両立させました。
一方で、2023年~2024年モデルとして販売されていた「DURO EVO」や「RANGER EVO」は、現在では「型落ち」モデルとなります。しかし、型落ちだからといって性能が低いわけではありません。特に「DURO EVO」の振動吸収設計は、長距離を快適に走りたいライダーにとっては依然として大きな魅力です。もしデザインや乗り心地が好みであれば、価格がこなれた型落ちモデルを在庫で探すのは、非常に賢い選択と言えるでしょう。
今後の最新情報(2026年以降)
GUSTO JAPANが示唆する情報によれば、2026年以降の発表を目指して、新型のエアロフレームが開発中とのことです。この新フレームは、現行の「COBRA EVO」よりもさらに空力性能を追求しつつ、近年のトレンドであるワイドタイヤ(28C以上)への対応も視野に入れている可能性があります。これが実現すれば、GUSTOは「オールラウンドのCOBRA」と「エアロの新型」という2つの柱で、さらに幅広いライダーのニーズに応えることになるでしょう。
グスト ロード バイクの購入ガイドとスペック
この章で解説するポイント
- コブラevoの重量とエアロ・ヒルクライム性能
- カーボンフレームと105・di2完成車
- カタログで見る身長別サイズ表とジオメトリー
- 大阪、京都、福岡など取扱店舗と試乗会
- 通販での買い方とセール・在庫・納期
- 中古・アウトレットをメルカリ・ヤフオクで
- ハンドルやホイールのカスタムとグスト ロード バイク
コブラevoの重量とエアロ・ヒルクライム性能

グスト:公式
GUSTOのフラッグシップモデル「COBRA EVO」は、軽量性、空力性能、剛性の完璧なバランスを目指して設計されています。その性能の核となるのが、フレームに使用されている素材と特許技術です。
フレームの主材料は、日本の東レが誇る世界最高クラスのカーボンファイバー「TORAYCA T1000」。この素材は、高い剛性と軽量性を両立しており、戦闘機や人工衛星などの航空宇宙産業でも採用実績があります。GUSTOは、この最高級素材を惜しみなく使用し、フレームの基本性能を極限まで高めています。さらに、前述の衝撃吸収技術「I.L.C.」を組み合わせることで、ただ硬いだけでなく、快適性も備えたフレームに仕上げています。
その結果、完成車重量は非常に軽量に仕上がっています。
COBRA EVOシリーズ 完成車参考重量
- COBRA EVO PRO LEGEND (Ultegra Di2): 7.7kg
- COBRA EVO SPORT TE (105 Di2): 7.9kg (カタログ値)
- COBRA EVO ELITE (機械式105): 8.4kg
注意点として、カタログ重量は多くの場合、塗装前のフレームや最も小さいXSサイズで計測されています。そのため、実際の製品とは多少の誤差が生じます。例えば、ある販売店の計測では「COBRA EVO SPORT TE」のMサイズの実測重量が8.04kgだったという報告もあり、サイズや個体差によって変動することを理解しておきましょう。
フレームは、ケーブル類を完全に内装し、ダウンチューブやシートチューブには翼断面形状を取り入れることで、空気抵抗を大幅に低減。これにより、平坦路での高速巡航、すなわちエアロ性能が向上しています。同時に、大径のBB(ボトムブラケット)周りや左右非対称のチェーンステイ設計により、ペダリングパワーを逃さず推進力に変換する高い剛性を確保。この剛性と軽量性の組み合わせが、登り坂での鋭い加速、つまりヒルクライム性能に直結しています。
カーボンフレームと105・di2完成車

グスト:公式
GUSTOのロードバイクの大きな特徴は、全モデルで高品質なフルカーボンフレームを採用している点です。これにより、最も手頃なエントリーモデルであっても、上位モデルと同じ素性の良さを持つフレームを手に入れることができます。ラインナップは、この共通のフレームに、異なるグレードのコンポーネントやホイールを組み合わせることで構成されており、非常に明快です。
コンポーネントは、世界最大手であり、高い信頼性を誇るシマノ製で統一されています。中でも、性能と価格のバランスに優れた「105」グレードを搭載したモデルが、多くのユーザーから人気を集めています。
コンポーネント | 主な搭載モデル | 特徴 | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|
機械式105 (12速) | COBRA EVO ELITE / ULTRA | ワイヤーで変速する伝統的な方式。確実な操作感とメンテナンス性の良さが魅力。12速化により、より細かなギア選択が可能に。 | コストを抑えたい初心者、自分でメンテナンスを楽しみたい方。 |
105 Di2 (電動12速) | COBRA EVO SPORT TE | スイッチ操作による電動変速。軽くスムーズで、どんな状況でも確実な変速が可能。疲労時でも操作が楽。 | 最新技術を手頃な価格で体験したい方、変速トラブルを減らしたい方。 |
ULTEGRA Di2 (電動12速) | COBRA EVO PRO / LEGEND | 105 Di2よりさらに軽量で、より素早い変速レスポンスを持つ上位グレード。 | 本格的なレースでの勝利を目指す、シリアスなレーサー。 |
特に注目すべきは、「COBRA EVO SPORT TE」です。このモデルは、電動コンポーネント「105 Di2」に加え、カーボンディープリムホイールと一体型カーボンハンドルを標準装備しながら、価格は446,000円(税込)に抑えられています。もし他ブランドで同等のパーツ構成を求めれば、価格は70万円を超えても不思議ではありません。この驚異的なコストパフォーマンスから、多くのショップで「一押しモデル」として推奨されています。
カタログで見る身長別サイズ表とジオメトリー
ロードバイクは、自分の身体に合った正しいサイズを選ぶことが、快適で効率的なライディングの絶対条件です。GUSTOでは、小柄な方から大柄な方まで対応できるよう、XSからXLまでの6種類のサイズを展開しています。
サイズ選びの参考となるのが、フレームの寸法を示すジオメトリー表です。特に重要な数値を、身長目安とともに以下に示します。
フレームサイズ | トップチューブ長 (mm) | スタック (mm) | リーチ (mm) | 推奨身長目安 (cm) |
---|---|---|---|---|
XS | 515 | 517 | 375 | 152 – 164 |
S | 530 | 533 | 378 | 160 – 170 |
M | 545 | 546 | 386 | 166 – 176 |
ML | 560 | 565 | 391 | 172 – 182 |
L | 575 | 584 | 397 | 178 – 188 |
XL | 590 | 604 | 402 | 186 – 196 |
ジオメトリーの簡単な見方
- トップチューブ長: フレームの上辺の長さ。自転車の大きさを表す最も基本的な指標です。
- スタック: ハンドルの高さの指標。数値が大きいほど、前傾姿勢が緩やかになります。
- リーチ: ハンドルの遠さの指標。数値が大きいほど、前傾姿勢が深くなります。
この推奨身長はあくまで一般的な目安です。腕や脚の長さには個人差があるため、身長だけで判断するのは禁物です。購入時には必ず専門の取扱店でスタッフに相談し、可能であれば実際に自転車にまたがってサイズ感を確認する「フィッティング」を受けることを強く推奨します。
大阪、京都、福岡など取扱店舗と試乗会
GUSTOのロードバイクは、対面販売を基本としており、全国の正規取扱店で購入できます。2025年7月に日本法人「GUSTO JAPAN」が設立されたことにより、国内でのサポート体制と販売網が強化され、以前よりも購入しやすくなりました。
公式サイトには全国のディーラーリストが掲載されており、お住まいの地域から最寄りの店舗を探すことができます。(参照:GUSTO JAPAN 公式サイト 取扱店一覧)
主要都市の取扱店(一例)
- 関東地方: ちばサイクル (神奈川)、セオサイクル各店 (東京・千葉・埼玉など)
- 中部地方: サイクランドマスナガ (石川)、サイクルぴっとイノウエ (愛知)
- 近畿地方: スポーツサイクルショップ ベックオン (大阪)、GNARLY BIKES (京都)
- 九州地方: ZING² FUKUOKA IWAI (福岡)、ANY ROAD (熊本)
実店舗で購入する最大のメリットは、購入前の手厚いサポートと、購入後の安心感です。専門知識が豊富なスタッフによる正確なサイズ選びのアドバイス、納車前の精密な組み立て・調整、そして定期的なメンテナンスや万が一の際の保証対応など、オンライン購入では得られない多くの利点があります。
また、一部の取扱店では、GUSTOの乗り心地を実際に体験できる試乗車を用意していたり、試乗会イベントを定期的に開催したりしています。フレームの硬さやハンドリングの感覚は、スペック表だけでは決してわかりません。購入を真剣に検討しているなら、こうした機会を積極的に活用し、納得のいく一台を選びましょう。
通販での買い方とセール・在庫・納期
お住まいの地域にGUSTOの取扱店がない場合、通販(オンラインショップ)での購入が現実的な選択肢となります。「ちばサイクル」や「サイクリック楽天市場店」といった一部の正規取扱店が、オンラインでの販売に対応しています。
通販の利点は、全国どこからでも購入できる手軽さにありますが、いくつかの注意点も存在します。
通販購入のメリットと注意点
- メリット: 場所を選ばずに購入できる。実店舗の在庫に左右されにくい。
- 注意点: 実車を確認したり、専門家によるフィッティングを受けたりできない。配送後の最終的な組み立てや調整が必要な場合がある。
特に初心者の方が通販を利用する際は、「完全組立・調整済み」の状態で配送してくれるショップを選ぶことが非常に重要です。ロードバイクは精密な乗り物であり、不適切な組み立ては性能を損なうだけでなく、重大な事故につながる危険性もあります。
在庫と納期について
GUSTOの納期は、在庫状況によって大きく変動します。国内代理店に在庫がある人気モデルであれば、注文から1〜2週間程度で納車されることもあります。しかし、国内に在庫がなく台湾の工場からの取り寄せとなる場合は、注文から通常2ヶ月程度の待ち時間が発生します。特定のモデルやカラー、サイズを希望する場合は、まずショップに在庫と納期を問い合わせることから始めましょう。
セールに関しては、GUSTOは元々の価格設定が非常に低いため、大幅な値引きは行われにくい傾向にあります。もしセール品を狙うのであれば、モデルチェンジの時期に旧モデル(型落ち品)が割引価格で販売されるケースを待つのが最も現実的です。
中古・アウトレットをメルカリ・ヤフオクで
初期費用を少しでも抑えたい場合、中古品やアウトレット品を探すのも一つの方法です。中古品は、メルカリやヤフオクといった個人間取引のプラットフォームや、「バイチャリ」「サイクリー」といった中古スポーツバイク専門店で見つけることができます。
中古品の最大の魅力は、なんといっても価格の安さです。高価な上位モデルや、既に生産が終了してしまった旧モデルなどを、新品よりも大幅に安く手に入れられる可能性があります。
中古購入のリスクとチェックポイント
安価である一方、中古のカーボンバイク購入にはリスクも伴います。以下の点を必ず確認しましょう。
- 保証の有無: 個人間取引では、メーカーや販売店の保証は一切ありません。故障した場合は全て自己責任での修理となります。
- フレームの状態: カーボンフレームは、表面上は問題なく見えても、落車などによる衝撃で内部にダメージ(クラック)を負っている可能性があります。特にBB周り、ヘッドチューブ、シートクランプ部分などは入念に確認が必要です。
- パーツの消耗: ブレーキシュー、タイヤ、チェーン、スプロケットといった消耗品の状態を確認しましょう。これらが寿命に近い場合、購入後すぐに追加の出費が発生します。
- 出品者の評価と情報: 個人間取引の場合は、出品者の過去の取引評価を確認し、走行距離や保管状況、落車の有無など、バイクの状態についてできるだけ詳細な情報を質問することが重要です。
ロードバイクに関する十分な知識がない場合は、専門のスタッフが検品・整備を行った上で販売している中古専門店を利用する方が、トラブルを避けられるため安心です。
ハンドルやホイールのカスタムとグスト ロード バイク
GUSTOのロードバイクは、完成車の状態でも非常に高い走行性能を発揮しますが、パーツを交換して自分だけの一台に仕上げていく「カスタム」も大きな楽しみの一つです。
特に、「COBRA EVO SPORT TE」以上のグレードに標準装備されているATTAQUE(アタッキ)ブランドのパーツは、単体でも販売されている高性能なものです。
- ATTAQUE カーボンインテグレーテッドハンドルバー:
ステムとハンドルを一体成型したフルカーボン製。空気抵抗の削減、軽量化、高剛性化を同時に実現します。ケーブル類を内装できる設計で、見た目も非常にクリーンです。 - ATTAQUE カーボンホイール:
リムの高さが50mmあるディープリムホイール。平坦路での高速巡航時に空気抵抗を大幅に削減する効果があります。実測重量で前後セット1424gと、同クラスのホイールの中でも非常に軽量です。
これらのパーツは、もし他ブランドの完成車にアップグレードパーツとして後から追加しようとすれば、それだけで20万円以上の費用がかかることも珍しくありません。GUSTOの完成車がいかにコストパフォーマンスに優れているかが分かります。
一方で、エントリーモデルの「COBRA EVO ELITE」などを購入し、後から少しずつカスタムしていくのも楽しみ方の一つです。その場合、以下の順番でアップグレードしていくと、性能向上を体感しやすいでしょう。
- タイヤ:完成車に付属するタイヤから、より高性能な軽量・高グリップのタイヤに交換するだけで、走りが劇的に軽くなります。最もコストパフォーマンスの高いカスタムです。
- ホイール:バイクの性能を最も大きく左右するパーツです。軽量なアルミホイールや、空力性能に優れたカーボンホイールに交換すれば、加速性能や巡航速度が大きく向上します。
- サドル:自分のお尻の形に合ったサドルに交換することで、長時間のライドでも痛みが出にくくなり、快適性が大幅に向上します。
GUSTOロードバイクのまとめ
この記事では、GUSTOロードバイクの魅力と購入に関する情報を多角的に解説しました。最後に、記事の要点をリストでまとめます。
- GUSTOは台湾発の高品質カーボンバイクブランド
- プロチームへの機材供給で性能と耐久性を証明
- 圧倒的なコストパフォーマンスが最大の魅力
- ブログなどでの評判は非常に高い
- デザインは個性的だが洗練されたカラーも多い
- 初心者にはカーボンエントリーモデルがおすすめ
- 現行の主力はオールラウンドなCOBRA EVO
- DUROは快適性重視のエンデュランスモデル
- 完成車は非常に軽量でヒルクライムも得意
- 105 Di2搭載モデルが特にコスパに優れる
- 購入前にジオメトリーとサイズ確認が必須
- 全国の取扱実店舗または通販で購入可能
- メーカー在庫がない場合の納期は約2ヶ月
- 中古品は安価だが状態確認に注意が必要
- 標準装備のパーツも高性能でカスタムのベースとしても優秀
これらの情報を参考に、あなたに最適なグストのロードバイクを見つけて、素晴らしいサイクルライフをスタートさせてください。