Chapter2ロードバイク取扱店ガイド【モデル・値段】

ニュージーランド発の洗練されたデザインで注目を集めるChapter2（チャプター2）。その魅力的なロードバイクを手に入れたいと考えたとき、「どこで買えるのか」「どんなモデルがあるのか」「自分に合う一台はどれか」といった多くの疑問が浮かぶのではないでしょうか。この記事では、Chapter2ロードバイク取扱店での購入を検討しているあなたのために、購入できる主要モデルの特長を、より深く掘り下げて詳しく解説します。オールラウンドモデルのテレや軽量クライミングモデルHURU、さらには多様な走り方を実現するグラベルロードのAOも選択肢に加えることで、あなたの理想のライディングスタイルに最適な一台がきっと見つかるはずです。また、多くのユーザーから評判が高い各モデルについて、フレーム価格だけでなく完成車にした場合の総額イメージが掴めるよう、値段の目安にも具体的に触れていきます。さらに、Chapter2ロードバイク取扱店での購入ガイドとして、完成車での販売はあるのか、中古フレームを探す際の具体的な注意点、そして何より重要な正規取扱店の手厚いサポート内容や、貴重な試乗ができる店舗の探し方まで、後悔しないための信頼できるチャプター2ロードバイク取扱店の選び方を網羅的にご紹介します。

チャプター2ロードバイク取扱店で購入できる主要モデル

• オールラウンドモデルのテレ
• 軽量クライミングモデルHURU
• グラベルロードのAOも選択肢に
• ユーザーからの評判が高い各モデル
• モデルごとの値段の目安について

オールラウンドモデルのテレ

Chapter2のラインナップの中で、ブランドの礎を築いた最初のモデルが「TERE（テレ）」です。マオリ語で「素早い、迅速」を意味するその名の通り、平坦路での高速巡航性能から厳しい勾配のヒルクライム、テクニカルなダウンヒルまで、あらゆる状況でサイクリストが求める高い次元のバランスを実現したオールラウンドロードバイクです。

TEREの設計思想の核となるのは、快適性と空力性能を巧みに両立させた「コンパクトエアロ」というコンセプトです。翼断面形状のチューブが空気抵抗を削減しつつも、過度にフレームを硬くしすぎない絶妙な剛性バランスにより、路面からの不快な振動を効果的に吸収します。この特性は、特に長時間のライドにおいてライダーの疲労を大幅に軽減させるでしょう。週末に100kmを超えるようなロングライドを楽しむ方から、ホビーレースで上位を目指すシリアスなサイクリストまで、非常に幅広い層の期待に応える懐の深さを持っています。

フレームの素材には、日本の東レ株式会社が製造する高性能カーボンファイバー「TORAYCA®」を適材適所で採用。剛性が求められる部分には高弾性のものを、快適性が必要な部分には振動吸収性に優れたものを配置することで、理想的な乗り心地と走行性能を両立させています。Chapter2というブランドの世界観に初めて触れる方、あるいは一台であらゆるシーンを最高に楽しみたいと考える方にとって、TEREは最も信頼できる選択肢の一つです。

軽量クライミングモデルHURU

「HURU（フル）」は、マオリ語で「羽・上昇」という、そのコンセプトを的確に表す名を持つブランド最軽量のクライミングフレームです。その名の通り、ヒルクライムにおけるパフォーマンスを極限まで引き出すことを唯一の目的に設計されています。

しかし、HURUの真価は単なる軽さだけではありません。多くの超軽量フレームが剛性不足に陥りがちな中、HURUは登坂でペダルを踏み込んだパワーを逃さず推進力に変換する強靭な剛性を確保しています。これにより、ダンシング（立ち漕ぎ）でもバイクがブレにくく、リズミカルな加速が可能です。一方で、テクニカルなコーナーが連続する下り坂では、精密なコントロールを可能にする安定したハンドリング性能を発揮します。この「軽さ・剛性・操作性」という三つの要素が高次元でバランスしている点こそが、HURUがクライマーから絶大な支持を得る理由です。

伝統的なダイヤモンドフレームに近い細身で優美なシルエットは、機能美を追求する軽量バイク好きの所有欲を強く満たします。もちろん、ヒルクライム専用機というわけではなく、その俊敏性と反応性の高さは平坦路でのスプリントやアタックでも大きな武器となります。特に、獲得標高の多い山岳コースでのレースやイベントへの挑戦を考えている方、あるいは1gでも軽いバイクを組み上げたいという情熱を持つ方にとって、HURUは夢を叶えるための最高のパートナーとなることでしょう。

グラベルロードのAOも選択肢に

ロードバイクの軽快さはそのままに、活動のフィールドを舗装路の外へと広げたいなら、グラベルロードの「AO（アオ）」がその冒険心に応えてくれます。マオリ語で「地球・土」を意味するこのモデルは、Chapter2が提案する新しいサイクリングの形を体現した一台です。

AOは、高速走行が求められるグラベルレースから、キャリアや大型のサドルバッグを取り付けて未知の土地を旅するバイクパッキングまで、非常に幅広い用途に対応できる優れた設計が特長です。その多様性を支えているのが、ゆとりのあるタイヤクリアランスです。ホイールサイズに応じて装着可能なタイヤ幅が異なり、それぞれの特性を活かした楽しみ方ができます。

これにより、オンロード中心の日は細めのスリックタイヤで軽快に、本格的なオフロードに挑戦する日は太めのブロックタイヤで走破性を高める、といった柔軟な運用が可能です。日常の喧騒を離れ、自転車と共に新たな道へと冒険に出かけたいサイクリストにとって、AOは無限の可能性を秘めた最高の相棒となるでしょう。

ユーザーからの評判が高い各モデル

Chapter2の各モデルがユーザーから高い評価を得ている理由は、その卓越した走行性能だけに留まりません。ブランドのアイデンティティとも言える独創的でアーティスティックなカラーリングとグラフィックデザインが、多くのサイクリストを魅了しています。

多くのブランドが数年単位でカラーラインナップを継続するのに対し、Chapter2は数量限定の「リミテッドエディション」を短いサイクルで次々と発表します。これにより、「他の誰とも違う、特別な一台を所有している」という満足感を得られるのです。この戦略が、性能だけでなく、自己表現のツールとしてロードバイクを捉える感度の高いユーザー層に強く響いています。

近年では、エアロダイナミクスと快適性、そして剛性をかつてないレベルで融合させた「KOKO（ココ）」や、ブランドの技術を結集したレース志向のフラッグシップ・オールロードモデル「TOA（トア）」なども非常に人気が高く、それぞれの明確なコンセプトに基づいた確かな性能が、多くのライダーから熱い支持を集めています。

モデルごとの値段の目安について

Chapter2のロードバイク購入を具体的に検討する上で、最も気になるのが価格でしょう。前述の通り、Chapter2は基本的にフレームセット（フレーム、フォーク、シートポスト、ヘッドセット等が含まれる）での販売となります。したがって、最終的な購入価格は「フレームセット価格＋パーツ代＋組立工賃」の合計となります。ここでは、国内正規取扱店で提示されている主要モデルのフレームセット参考価格と、一般的なパーツ構成で完成車にした場合の総額イメージをご紹介します。

総額目安は、コンポーネントにシマノ105やSRAM Rivalなどを選択した場合が下限、シマノDura-AceやSRAM Redといった最上位グレードにカーボンホイールを組み合わせた場合が上限のイメージです。自身の予算と目指す性能を天秤にかけながら、取扱店のスタッフと相談して最適なパーツ構成を決めていくのが良いでしょう。

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チャプター2ロードバイク取扱店での購入ガイド

• 完成車での販売はあるのか
• 中古フレームを探す際の注意点
• 正規取扱店のサポート内容
• 試乗ができる店舗の探し方
• 信頼できるチャプター2ロードバイク取扱店の選び方

完成車での販売はあるのか

繰り返しになりますが、Chapter2は原則としてフレームセットでの販売が中心です。大手ブランドのように、あらかじめパーツ構成が決められた「完成車」のラインナップは基本的に存在しません。これは、Chapter2が「ライダー一人ひとりに完璧にフィットした究極の一台を提供する」という哲学を持っているためです。ライダーの体格、脚力、柔軟性、ライディングスタイル、そして予算は千差万別。既製品のパッケージでは、そのすべてを満足させることは困難です。そこで、ベースとなる優れたフレームを提供し、それに合わせるパーツをライダーが自由に選択する「バラ完（フレームから自転車を組むこと）」というスタイルを推奨しています。

とはいえ、「何から選べば良いか全く分からない」という方もご安心ください。多くの正規取扱店では、これまでの豊富な組み立て経験から導き出された、性能と価格のバランスが良い人気のパーツ構成を「ショップオリジナル完成車」として提案しています。まずはそれをベースに、一部のパーツを自分好みに変更していく、という方法も可能です。どのような形であれ、最終的にはあなただけの特別な一台が完成します。

中古フレームを探す際の注意点

Chapter2の魅力的なフレームを、少しでも費用を抑えて手に入れたいと考えたとき、中古品を探すという選択肢が浮かぶかもしれません。専門の中古スポーツバイク店やフリマアプリ、オンラインオークションなどで、思いがけない掘り出し物に出会える可能性は確かにあります。しかし、特にカーボンフレームの中古購入には、価格のメリットを上回る可能性のある重大なリスクが伴うことを十分に理解しておく必要があります。

最大のデメリットは、メーカーの製品保証が一切受けられなくなることです。Chapter2は正規購入者に対して手厚い保証制度を設けていますが、所有者が変わった時点でその権利は失効します。また、最も警戒すべきは、フレームに潜む「目に見えないダメージ」です。前オーナーが転倒した際に生じた内部の微細なクラック（ひび割れ）などは、塗装の下に隠れてしまい、外から目視で発見することは極めて困難です。このような損傷に気づかず乗り続け、走行中に突然フレームが破断するようなことがあれば、命に関わる重大な事故に繋がりかねません。

もし、どうしても中古での購入を検討するならば、個人売買は極力避け、非破壊検査装置などを備えた信頼性の高い中古専門店で、入念な検品と保証が付いた個体を選ぶべきです。しかし、安全と安心、そして長期的な満足度を考慮すれば、多少予算を追加してでも正規取扱店で新品を購入することが、結果的に最も賢明な選択と言えるでしょう。（参考：独立行政法人国民生活センター「フリマサービス」）

正規取扱店のサポート内容

Chapter2のロードバイクが持つ卓越した性能を100%引き出し、長期間にわたって安全かつ快適に楽しむためには、購入する「お店」の存在が極めて重要です。正規取扱店は、単に商品を販売する場所ではなく、あなたの自転車ライフをトータルで支えるパートナーとなる存在です。彼らが提供する専門的なサポートは多岐にわたります。

まず、購入前の段階では、専門知識豊富なスタッフによる的確なアドバイスが受けられます。あなたの現在の乗り方、今後の目標、予算などを丁寧にヒアリングし、数あるモデルの中から最適な一台を提案してくれます。さらに、ロードバイクのパフォーマンスを左右する最も重要な要素の一つが精密な組み立てとフィッティングです。経験豊かなメカニックが、トルク管理やワイヤリングに至るまで、メーカーの指定通りに寸分の狂いなくバイクを組み上げます。そして、あなたの身長や手足の長さ、柔軟性などを測定し、サドル高やハンドル位置を最適化するフィッティングにより、快適で効率的なライディングフォームを実現します。

購入後も、その関係は続きます。ワイヤーの初期伸びの調整や各部の増し締めといった充実したアフターサービスにより、常にバイクを最高のコンディションに保つことができます。そして万が一、フレームに不具合が生じた場合でも、正規代理店としてメーカーへの保証対応を責任を持って行ってくれます。国際自転車競技連合（UCI）の定める厳格な安全基準に準拠した機材を、最高の状態で提供してくれるのが正規取扱店なのです。（参考：UCI – Equipment）

試乗ができる店舗の探し方

カタログスペックやインプレッション記事を読むだけでは、バイクの本当の乗り味や自分との相性を知ることはできません。特にChapter2のような個性豊かなブランドの場合、購入前に一度は試乗して、そのフィーリングを自身の身体で確かめておきたいと考えるのは当然のことです。

幸いなことに、Chapter2の乗り味を体験できる機会は日本国内でも提供されています。最も確実な方法は、神奈川県にあるブランド公式の試乗拠点「CHAPTER2ジャパン試乗センター@Cycling GYPSY Café」を訪れることです。ここでは、主要モデルの試乗車が用意されている可能性が高く、ブランドの世界観に触れながらじっくりと乗り比べることができます。訪問前には、事前にウェブサイトで予約状況や試乗可能なモデルを確認することをおすすめします。

また、これ以外にも全国の有力な正規取扱店が、独自に試乗車を常設していたり、週末などに店舗主催の試乗会イベントを不定期で開催したりすることがあります。これらの貴重な機会を見逃さないためには、Chapter2の日本公式ウェブサイトやSNS、そしてあなたがお住まいの地域の正規取扱店のウェブサイトやSNSを日頃からフォローし、定期的にチェックする習慣をつけるのが最も効果的です。気になるモデルがある場合は、「〇〇というモデルの試乗車はありますか？」と直接店舗に電話やメールで問い合わせてみるのも良いでしょう。その熱意が、特別な試乗の機会に繋がるかもしれません。

信頼できるチャプター2ロードバイク取扱店の選び方

最後に、この記事の総まとめとして、あなたにとって最高の自転車ライフのパートナーとなる、信頼できるChapter2ロードバイク取扱店を選ぶための具体的なチェックポイントを解説します。数年から、人によっては十数年付き合うことになるかもしれない高価な買い物です。お店選びで後悔しないよう、以下の点を慎重に見極めてください。

最も重要なのは、店員とのコミュニケーションです。あなたの曖昧な要望や質問に対しても、親身になって耳を傾け、専門的でありながらも分かりやすい言葉で丁寧に答えてくれるでしょうか。ただ商品を売るだけでなく、あなたの自転車ライフを一緒に豊かにしていこうという情熱が感じられるかどうかが一つの指標になります。また、店舗の技術力も不可欠です。豊富な組み立て経験や、定期的な技術講習会への参加など、メカニックのスキルレベルを判断する材料はいくつかあります。店舗のブログやSNSで、過去の組み立て事例（「納車紹介」など）が詳細に紹介されていれば、その店の技術力や仕事の丁寧さを推し量る良いヒントになるでしょう。